15年程度Macを使っていた、Macユーザーがどこまで現在の端末を使ってWorkSpacesを使えるか試してみました。
手元の端末
Mac Book Air (英語キーボード)
外付けキーボード(英語)
MagicMouse(オフィス) and/or Touchpad(家)
用意したAWS WorkSpaces
- Microsoft Windows 7 +Microsoft Office Professional 2010
- プロフェッショナルプラン
- 特にVPNなどは貼っておらず通常の利用方法
- あとで時間課金に変更した
解決した課題 - WorkSpaces特有の問題
音声・画像共有を行えるかどうか
スカイプが利用出来た(音声は可能である。カメラは対応していない)
Google Hangoutも可能(カメラは対応していないが画面共有は可能)
- こちらの声がハウリングしているらしいが、その際に使っていたApple EarPodは音を拾いやすいらしいので、音を下げるとハウリングしないらしい
- 何か問題があれば音声入力設定でTeradiciのを選ぶと大体解決する
カメラは使えないのでこれはもうどうしようもない
Windows Updateがちゃんと行えるかどうか
- Windows UpdateをするとWorkSpacesがUnhealthyになる、という事象を聞いていたが、だいたい17分程度で完了した(3月9日に初回アップデートを実施)
- その後何度か実施をしたが特にUnhealthyになる事はなかった(再起動等が必要ではあったが)
バックアップを考える
- Dドライブが12時間おきにバックアップされている&必要データは都度BOXにアップロードしていたので、既存バックアップでよしとした
- よくある質問 - Amazon WorkSpaces
プリンターから出力出来るかどうか
- ローカルプリンターに対応しているのでUSBで接続しているプリンターおよびネットワークにあるプリンターは印刷が可能なのだが、WorkSpacesからExcelの内容を印刷しようとするとWorkSpacesクライアントが落ちる。
- PDFにしてWorkSpacesから印刷をするといけるので、当分はこれでしのげそうだけど、MS Officeから直接印刷出来るのが望ましい・・・
テンキーが使えない
- Macのクライアントをアップデートしたら直った
- AWS Developer Forums: Workspaces IOS X Keyboard Issue...
BOXが使えない
- 会社の決まりでなぜかBOX Tools Installerを入れなければいけない。
- そのまま実行しても入らないので管理者で実行する、でインストールを行う
解決した課題 - Windows OS特有の問題(Macユーザー故に知らない)
英語キーボード設定で日本語を入力出来るかどうか
Windowsで英語キーボードにする方法
- 地域と言語 > キーボードと言語 > キーボードの変更を確認
- 残すキーボードとしてはUSと日本語のIMEのキーボードだけでとりあえずいける
日本語入力する方法
切り替えはAlt+Shiftで可能だが、Appleの英語キーボードだと微妙な位置にありとても使いづらいので、Mac OSみたいにCommand + Spaceで出来ないか調べたらAppleキーボードをWindowsで使うアプリがあった
- AppleKbWinの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
- 確かに入れたIMEに切り替えが出来るか少し遅い(これはしょうがない)
Windowsのフォントがダサい
- 変更出来るらしいので変更してみた
- Windows7のフォント変更・設定方法・スムージング解除まとめ - ぼくんちのTV 別館
MagicMouseの横スクロールが出来ない
- Shiftを押しながらすれば出来るらしい(え!?不便じゃない!?)
ファイルを削除するショートカットキー
- ショートカットキーはやはり違うのでこれは覚えるしかないのかも・・
- Windows 用キーボード ショートカット
スクリーンショットの取り方が分からない
- これも覚えるしかない・・・
- Snipping Tool を使ってスクリーン ショットをキャプチャする - Windows ヘルプ
やって良かった事
仕事用のSingleSignOnを入れる - OneLogin
- Chromeをインストールし、プラグインを入れる事で現状と変わらず認証が行えた。
- OneLoginに認証情報設定していないアプリがあることに再認識をし、設定し直した事で、WorkSpacesに関わらずどの端末でもアプリにログイン出来るようになった(今までブラウザーに保存していたりクッキーが残っていたりで、認証をしていなかった例も少なからずあった)
Googleアカウントにブックマークと登録し同期させる
- すぐにブラウザーがいつものブラウザーになるのでオススメ
- 端末間で Chrome のデータを同期する - パソコン - Chrome ヘルプ
BOXに全データを置き、ローカルには日をまたぐデータは置かない
- 仕事のやり方の一つに、面倒だけど毎回必要なデータはBOXからダウンロード、作業、アップロードをしているので、特定の端末にしかないデータがないのは結果端末依存にならなかったので良かった
気づいた事
Chromebookはプリンターを認識しないので、印刷が限定的になる
WorkSpacesクライアントを閉じても向こうのOSが終了する訳ではないので、前日の作業からすぐに始められるのはとても効率がよい
MFA対応したいが、サーバーが必要なので、自分一人の為にサーバー立てるのもな〜〜と迷い中
今回パフォーマンスを選んでみたが、日常的な仕事だとその一つ下のスタンダードでもいいかも。
Datadogを入れて負荷を見ていたけども、ウェブ会議とかExcelでビボットテーブル作っているときぐらいしか負荷が高くない
- でもメモリがずっと張り付いているのはなんでだろう??
popowa: DatadogでWorkSpacesを監視する
結論
- WorkSpacesで仕事出来るが、端末を選ぶ
- MacユーザーはWorkSpacesに慣れる前に、まずWindowsに慣れなければいけない